男性不妊

こんな自覚症状があると男性不妊になりやすい。セルフチェックを

こんな症状があると男性不妊になりやすい、という代表的な自覚症状を紹介します。自宅で簡単にチェックできるものだけをピックアップしましたので、この記事を読んだらチェックしてみてください。注意点としては、男性不妊には自覚症状がないことも少なくありません。そのため、症状がなくても、妊活や不妊治療がうまくいかなければ専門外来を受診する必要があります。

自覚症状がないことも少なくない

男女かかわらず不妊症には多くの場合自覚症状がなく、唯一の症状が「妊活をしても妊娠しない」ということが少なくありません。そのため、以下で紹介する自覚症状がなければ、自分は男性不妊の疑いがなく検査が不要という訳ではありません。しばしば「俺は健康だし、性欲もあって、マッチョだから不妊の訳がない、必ず妻に問題があるはずだ」という旦那様がいらっしゃいますが、大きな勘違いです。この点を頭の片隅に置いて、以下の項目が当てはまらないかチェックしていきましょう。

陰嚢(袋)の自覚症状

陰嚢の皮膚は寒いところでは縮こまってしまい判断が難しくなります。30分以上暖かい部屋にいた後に、立った姿勢で触ってみましょう。

精巣の上にうどんみたいなシコリがある
左右の精巣の大きさが違う

加えて、陰嚢に違和感や鈍痛を感じることもあります。精索静脈瘤という病気が疑われます。日本人の6人に1人にあり男性不妊の30%以上をしめる代表的なものです。しかも、手術により治るので非常に大切です。体外受精が必要と言われた人でも手術により自然妊娠が可能になることが珍しくありません。婦人科の先生は治療の重要性を理解していないことがあるので注意が必要です。詳細は以下のリンクをご参照ください。

精索静脈瘤は手術で治る。保険適応で不妊治療を効率化。
二人目妊活がうまくいかない。二人目不妊の原因は男の精索静脈瘤?

精巣(玉)が小さい

精巣は精子と男性ホルモン(テストステロン)の生産工場であり、サイズが小さいと生産がうまくいかなくなります。精巣の大きさは長径で4cm以上が正常であり、それ以上小さい場合は男性不妊になる可能性が高いです。

精巣がボコボコ大きい

精巣腫瘍=癌の可能性があります。精巣の癌は若い人がなりやすい特徴があります。進行が速いですが、早期に治療すれば死亡率は低いので速く治療しましょう。不妊のリスクがありますが、それ以前に生命の危機です。いますぐ男性不妊外来ではなく、普通の泌尿器科に行きましょう。

精液の自覚症状

精液の量が少ない

精液をうまく作れていなかったり、”逆行性射精”といって射精に関わる神経の障害により外に出ていくべき精液が膀胱に逆流している場合があります。通常精液の量は4ml程度あるので、普通より少ないかな?と思ったら精液検査を受けるといいです。

精液に血が混ざる

精子の通り道である精巣・精巣上体・精管・前立腺などの臓器に腫瘍・結石・炎症などがあったり、血液が固まりにくい状態で精液に血が混ざることがあります。重篤な病気である可能性があるので、男性不妊外来に行く必要もありますが、検査のための機器がクリニックにないことが多いので、まずは普通の泌尿器科で検査を受けるといいです。

精液が透明、水っぽい

精液に含まれる精子の数が少ない可能性があります。注意点としては禁欲期間によっても色は変化し、射精後10分程度たてば白から透明っぽく変化することは正常です。見た目だけでは正確な判断はできないため、診断には精液検査が必要です。

陰茎の自覚症状

ペニス周りがかゆい、尿道から膿がでる

性病など感染症の可能性があります。陰茎周りの炎症があると精子の質がぐんと下がってしまうため早く治療する必要があります。クラミジアが精巣上体に感染すると精子の通り道が閉塞して無精子症になる可能性もあります。また女性に感染すると女性側も不妊になる可能性があります。

その他の自覚症状

下腹部、精巣の周りに手術の傷がある

停留精巣や鼠経ヘルニアなどの下腹部の手術を受けたことがある場合、炎症や手術操作により精子の通り道が閉塞してしまっていることがあります。物心つく前の手術ですと、本人は手術を受けたこと自体忘れてしまっている可能性もあるので注意が必要です。傷が毛に隠れている場合もあります。

性機能・性欲の低下、疲れやすい、筋肉がつきにくい、気分が落ち込むなど

男性更年期障害の可能性があります。男性ホルモンが低下すると上記の症状がでることがあります。”うつ”と間違えられて長年精神科に通っているケースもあります。男性ホルモンの補充で劇的に改善するので、一度泌尿器科を受診しましょう。男性ホルモンが低下していると男性不妊のリスクが上昇します。

乳房が女性みたい、毛が薄い、女性らしい体つき

女性ホルモンが上昇している可能性があります。性ホルモンのバランスが崩れると不妊の可能性が高まります。

 

妊活に行き詰まったら男性不妊外来へ

男性不妊の自覚症状について説明しましたが、多くの場合に不妊症には「子供ができない」以外に症状がありません。上記の症状があったら不妊で悩む前に男性不妊外来に行った方がいいですが、不妊を疑った時点で気軽に男性不妊外来に行ってください。